本音は「反対」だが、復興が「人質」に【2013年2月6日付『毎日新聞』】

2013-02-07

2月6日付『毎日新聞』2面「特集ワイド」は、気仙沼市や石巻市の巨大防潮堤計画に対し住民が「反対」の声を上げられずにいる状況を掲載しています。

高いコンクリート壁で海を覆えば、海辺の生態系を壊し、津波からの避難が遅れるという指摘があるものの、防潮堤計画には背後地の利用計画がセットとして扱われているため、復興を進めるためには防潮堤計画をのまざるを得ないのが現状です。海辺を利用して生活してきた沿岸部の住民で、本音で巨大な防潮堤計画に賛成している者はごく少数であると思われますが、住民にとっては復興の予算とスピードを人質にとられているようなもの。年度末が迫っていることで市や県は合意形成を急いでいますが、文句を言うことで復興や生活再建が遅れることになるのではないかという心配が本音を言えない状況を作り出し、各地でなし崩し的に防潮堤計画が進んでいます。

【記事詳細】2013年2月6日付『毎日新聞』2面

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